プロ活用事例

2時間で明確にする、事業着手の優先順位付け

テーマ:オールアバウトが考える、オウンドメディア関連の新規事業構想

相談企業:株式会社オールアバウト

参加プロ:長友 肇(新規事業開発コンサルタント) , 谷内 ススム(インキュベーター)

事業の「構想」を「企画」に昇華させること、それはサービスの提供価値と実現性を探求することです。創造性と実現力が有機的に絡み合うことで企画内容が固まっていきます。
この過程で、担当者の頭を悩ませるのが「絞り込み」です。
発想を広げた結果、事業構想にはいくつもの事業の種が含まれています。どれも甲乙つけがたい内容です。しかしすべてを実現するのは不可能。果たして、その中のどの種から実現していくべきなのでしょうか。
本を読んだりネットで検索をすれば、優先順位判断のための視点の洗い出しはある程度することができます。しかし、どの視点を重視すべきなのかは、経験がものをいう領域です。

今回のプロストーミングは、インターネット総合情報サイトとしてのポジションを築き上げ、さらなる成長を実現するオールアバウト様にお伺いし、オウンドメディアに関する事業構想について、2名のプロとストーミングを実施しました。

 

プロクルストーミングメンバー紹介

参加企業:株式会社オールアバウト 様

日本最大級の総合情報サイト「All About(http://allabout.co.jp)」運営。様々な分野でその道のプロである専門家(ガイド)が情報提供、信頼性の高いメディアとして生活者から認知されている。WEBメディアにとどまらずリアルビジネスや教育、学習支援、またグローバル展開など幅広く事業を行う。

メディアビジネス事業部 バーティカルビジネス開発室マネジャー 吉田聖志様、石井映理様、山口拓馬様にご参加いただきました。

※詳細は機密情報にあたるため、一部情報に限定して掲載いたします

プロの視点、ストーミングの論点

テーマは、オールアバウト様のオウンドメディアに関する事業構想の進め方、優先順位づけについてです。
事前の資料の読み込みと当日の概要説明による理解から、まずはプロによる質問で議論はゴールに向けて進みます。約2時間に及ぶストーミングでは、プロの経験を元に優先順位を決定づける重要な要因について議論がされました。

その中で出た視点、論点のポイントをいくつかご紹介します。

・ポイント1 そのサービスの利用者の「一番のモチベーション」は何かを測る
サービス設計・ビジネス設計に利用者のモチベーションの読み解きが不可欠であることは当たり前のこと、そのモチベーションの「強さ」の計測が重要です。

・ポイント2 どの市場(カテゴリー)でポジションをとるのか
サービスの価値を紐解いていけば、市場が定義されていきます。言い換えれば、利用者は他のどんなサービスと比較し、代替としてそのサービスを使うのかが明らかになってきます。

・ポイント3 そのサービス(商品)はわかりやすいか
サービスを表す言葉、その言葉の定義が曖昧で、人それぞれで捉え方・解釈が異なるものがあります。これはサービスの価値が伝わりづらい状況を生み出し、サービスの理解・利用浸透に時間などのコストがかかります。

これらのポイントは決して目新しいものではありませんが、プロの持つ経験がそれぞれの検討事項を精度高く見極め、事業の種の選択を導きます。

ストーミングで何が得られましたか?

まず事業構想の内容について整理が出来ました。短時間で整理と全体俯瞰ができたのは、構造的に話を進めていただいたからだと思います。構想の中にある事業アイデアを適切な粒度に分解し、それぞれについて仮説と検証を繰り返すための方向性が見えました。

次に優先順位付けです。整理された事業アイデアについて、何から着手するのがよさそうか、その見立てを市場性や自社の優位性などから方向性を得ることが出来ました。

プロの話は経験に基づいているので非常に納得感があり、社内の人間で「こうだろう」とある程度結論づけていたことがプロの意見で確信に変わりました。優先順位付けなど、もちろん最終的には弊社の意思によって決めていきます。その後押しをしていただいたと感じています。

この記事に関するお問い合わせ、プロ紹介に関するご要望は「プロクル運営事務局」まで。